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感性を磨く アートの一歩
「春日宮曼荼羅」静嘉堂文庫美術館

東京ステーションギャラリー・冨田館長がやさしく解説。

アートイメージ1
重要美術品《春日宮曼荼羅》南北朝時代(14世紀)[部分]静嘉堂文庫美術館蔵 (後期展示)

宗教画は苦手だと思っていませんか?
もったいない。いろいろと見どころは多いのです

たくさん約束事があって難しいので、つい敬遠したくなる宗教画。でも視点を変えれば、楽しむポイントは必ず見つかります。この《春日宮曼まんだら荼羅》は春日の神々を礼拝する際のご本尊として制作されたもので、上部には神と仏の関係が図解されていますが、魅力的なのは、御みさか蓋山を中心とするその風景描写です。鮮やかな色彩でリズミカルに反復される木々のみずみずしい描写は見応え抜群。山頂には春日の神の使いである鹿が、威厳に満ちた様子で立っています。

初心者はここに注目!

飛行機のない時代に、鳥の目から見たような壮大な景色を、どうやって描いたのか想像してみよう。

「絵画入門 よくわかる神仏と人物のフシギ」
静嘉堂文庫美術館
●会期=2025年7月5日(土)~9月23日(火・祝)
●入館料=一般1,500円ほか
※前後期でほぼすべての作品の入れ替えがあります。前期:8月11日(月・祝)まで、後期:8月13日(水)から
※《春日宮曼荼羅》は後期に展示されます

冨田館長イメージ1️

冨田 章
東京ステーションギャラリー館長。雪国新潟で産湯を使い、南国別府で温泉に浸かって育つ。学芸員歴は35年を超え、関わった展覧会は数知れない。近著に『旅する印象派』(東京美術)がある。

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