横丁・細道

ビルに囲まれたエキマチでも、路地的な横丁や細道に出合うことがある。
昭和の薫りが残るノスタルジックな光景だけでなく、近代的なビルの間を抜ける細い道や、駅から広がる横丁など
ここならではの「魅力的な道」を探しにいこう。

取材・文=後藤 久美 撮影=金井塚 太郎・北原 千惠美

    • 〔20〕京橋「猫ちゃん通り」

    〔20〕京橋「猫ちゃん通り」

    都会の野良猫たちと地域の人の交流の場

    京橋駅と宝町駅のほぼ中間に位置する細い路地が通称「猫ちゃん通り」。通ってみると、のんびり日向ぼっこする野良猫たちの姿が。気まぐれな猫たちの生活を支えているのは、通りにある『タミヤ商店』の店先に置かれた募金箱。善意で寄せられたお金は病気の猫の治療や、避妊手術の費用に充(あ)てられている。

    〔20〕京橋「猫ちゃん通り」(タミヤ商店)

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    • 〔21〕 ビル間の細道

    〔21〕 ビル間の細道

    ビルの間で見つけた小さなヨーロッパ

    丸の内仲通りビルと岸本ビルの間にあるのは、まるでヨーロッパの街角に迷い込んだかのようなおしゃれな細道。夜になると街灯がともり、ビストロのテラス席でグラスを手にお酒を楽しむ人たちの姿も。昼間の自分はいったん忘れて乾杯すれば、映画の登場人物になったかのような気分が味わえそうだ。

    〔21〕 ビル間の細道(肉ビストロ&クラフトビール ランプラント)

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    • 〔22〕 酒場密集の路地

    〔22〕 酒場密集の路地

    ちょいと一杯の気持ちをそそる魅惑の道

    東京駅八重洲口を出て外堀通りを渡った先の八重洲エリアは、思わず行きたくなる酒場が密集する魅惑的な一帯。エキマチ初心者から、酸(す)いも甘いもかみわけたベテランまで、あたたかく迎えてくれる名店がひしめいているのだ。お気に入りの一店を探しに行こう。

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    • 〔23〕 丸三(まるさん)横丁

    〔23〕 丸三(まるさん)横丁

    ガード下に充満する昭和の空気

    有楽町のガード下にある「有楽町高架下センター商店会」。さらにその中にあるのが「丸三横丁」だ。いぶし銀の店が並ぶこの空間は、まさに戦後の空気を現代に伝える昭和遺産的な存在。頭上を通る電車の音をBGMにしながら、ゆるりと一杯を楽しもう。土・日・祝日は休みで、横丁入り口のシャッターも閉じてしまうので注意。

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    • 〔24〕 東京駅から広がる横丁
    • 〔24〕 東京駅から広がる横丁
    • 〔24〕 東京駅から広がる横丁
    • 〔24〕 東京駅から広がる横丁

    〔24〕 東京駅から広がる横丁

    駅の概念を超える新しいスタイル

    広大な東京駅とつながる地下空間には、横丁も多数存在する。レトロな佇まいの老舗と今風の店が混在する「八重洲地下街」(スライド1枚目)、シックな黒い塀に囲まれた、大人のための「黒塀横丁」(スライド2枚目)、行列でおなじみの人気ラーメン店を集めた「東京ラーメンストリート」(スライド3枚目)。丸の内北口改札外ガード下に広がる「味の散歩道」(スライド4枚目)など、いろいろめぐってみよう。

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