普通のカレーには飽きた! という方は、こちらのカレーをご賞味あれ。
見た目にビックリ! 味にビックリ!
思わず写真をシェアしたくなるようなインパクト大なカレーが目白押し。
取材・文=増山かおり 撮影=荒井 健・中村宗徳・丸毛 透・ミヤジシンゴ
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銀座カフェビストロ~森のテーブル~
身も心も満足できる 贅沢なハーブ料理
フルーツやタマネギを発酵させた自家製酵母エキスやハーブ酢入りのチャツネなどを加えた、野菜のデトックス薬膳酵素カレー3024円が看板メニュー。柿の葉やエルダーフラワーなど、和洋のスパイスやハーブ30種類以上を使用している。黒米などを使ったもっちりしたごはんに、食感を残した野菜がゴロゴロ入り、ヘルシーなのに食べ応えのある一皿だ。セットに含まれるブレンドハーブティーはもちろん、シロップや、野菜に添えて楽しめるフレーバーマヨネーズ、さらにはバウムクーヘンやゼリーまでもハーブづくしという徹底ぶりに脱帽!
ハーブティーは美容やリラックスなどの目的別に選べる。薬膳といっても薬くささはなく、ハーブが苦手な人でもOK!銀座カフェビストロ~森のテーブル~
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もうやんカレー Tokyo
野菜やフルーツの甘みとコクで楽しませるカレー
創業者の"もうやん"氏が開発したカレーは、8種の野菜と、季節によって微妙に配合を変える23~26種類のスパイスやルイボスティーの葉などで仕上げたソースが命。人気のアボカドカレー1512円には、やわらかく熟したアボカドのみを使用する。タマネギを加えた爽やかな自家製ツナマヨも加わり、野菜由来のソースのとろみに、クリーミーさとまろやかさがプラスされる。サービスのドリンク、意外にもマッチする特製のスモークたくあんなど、細やかなポイントが嬉しい。スパイスラム焼き648円などおつまみが充実した居酒屋としても楽しめる。
辛さだけでなくコクも増す21段階の辛さ調節も魅力だ。南国風の店内には往年の名作マンガがズラリ。女子会の横でマンガ片手に仕事の疲れを癒やすサラリーマンなど、お客さんが思い思いの時間を過ごしている。もうやんカレー Tokyo
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ふくてい 有楽町本店
採算度外視のうれしすぎる値段設定
1955年に神田で創業し2010年より有楽町ガード下に移転、今もなおサラリーマンの圧倒的な支持を得る店の看板メニューが、やわらかなニュージーランド産ビーフ80gを大胆にのせた、ステーキカレー650円だ。もともと1000円で販売していたものを曜日限定のサービス価格で提供したのだが「なんでだったかな? そのまま続いちゃってね」(オーナー・松永さん)と特別価格をうっかり継続。ひと口大にカットされたステーキでごはんを巻き、たっぷりカレーをまとわせるという贅沢な食べ方で、午後の仕事へのパワーがみなぎる! 持ち帰りも可能(要予約)。
鶏ガラスープと野菜スープを別々に仕込み炊き合わせたベースに甘&辛2種のルーを加えて仕上げる。一晩寝かせたものを湯煎で丁寧に温めて提供。ガード下ならではの電車の音を聞きながらいただこう。ふくてい 有楽町本店
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ロダン
カフェ風の店内で味わう上品なオトコ飯
こちらの一番人気はロースかつカレー850円。親しみやすい雰囲気の厨房や、ドーンとトンカツがのるスタイルと対照的に、ステンドグラスがあしらわれた内装やカシューナッツソースのあしらいの上品さが光る。ニンジンやタマネギの甘みが凝縮されたルーにはチキンやビーフのエキスが溶け出し、デミグラスソースを思わせる仕上がりに。厨房前に開陳されているS&Bのカレー粉をベースにアレンジしたスパイスが、カツとの相性のよさを生んでいる。素揚げのほくほくしたポテトや、意外なほどカレーによく合う燻製卵も重要な名脇役だ。
ゆったり過ごせるカフェ風だが、昼時はサッとおなかを満たしてサッと去る典型的なサラリーマン飯の店となる。タイカレー、インドカレーも味わえる貴重な店だ。チーズトッピング200円もおすすめ。ロダン