夏のパワーチャージは地下グルメで!

地上はジメジメ&ムシムシな季節。
スタミナ不足を感じたら、不快感とは無縁のエキマチ・アンダーグラウンドで心地よくパワーチャージを。
サッと食べられるメニューからガッツリ系まで、“快適指数”は驚くほど高いのです。

編集協力=小野 和哉(都恋堂) 篠賀 典子 取材・文=篠原 美帆
撮影=中川 有紀子 中村 宗徳 金井塚 太郎 荒井 健

    • 〔12〕HAL YAMASHITA 大手町 Lounge
    • 〔12〕HAL YAMASHITA 大手町 Lounge

    〔12〕HAL YAMASHITA 大手町 Lounge

    素材を活かした究極のローストビーフ丼

    大手町界隈の癒やしスポット"大手町の森"を有する大手町タワー地下『OOTEMORI』。洋の素材や手法を巧みに取り入れた「新和食」を提唱するHAL YAMASHITAの目玉ランチは、ヘルシーで安全基準が厳しいオージービーフの赤身肉を贅沢に使ったローストビーフ丼だ。醤油の旨味を生かした特製オニオンソースはエグゼクティブシェフ山下春幸氏のオリジナルレシピ。肉の柔らかさ、味わいを引き出す計算され尽くしたカットがビーフの魅力を際立たせている。

    ご飯260g、肉200gのボリューム感! 究極のローストビーフ丼・特盛り1480円。ローストビーフ丼はカウンターエリアでのみ提供。気軽に味わえる。

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    • 〔13〕にっぽんのひとさら
    • 〔13〕にっぽんのひとさら
    • 〔13〕にっぽんのひとさら

    〔13〕にっぽんのひとさら

    日本古来の発酵食文化の魅力を再発見!

    地下鉄日比谷駅、有楽町駅の2駅で地下出口に直結する国際ビルのB1フロア。『にっぽんのひとさら』は人気料理研究家で発酵食文化の第一人者・是友(これとも)麻希さんがオーナー。日本全国の醤油蔵から分けてもらう「生揚げ醤油」はろ過、火入れを施す前のもの。鮮度の高さからほとんど流通せず、他では味わえない希少な醤油だ。マグロ赤身など濃厚な味わいを持つ刺し身に付ければ、魚の旨味もより際立つ。生揚げ醤油や味噌漬け、もろみ、生甘酒など、多彩な発酵食の魅力をぜひご堪能あれ。

    本日のお刺身盛り合わせ5種1人前1069円(オーダーは2人前から)※写真2人前。「而今(じこん)」756円~と併せて味わいたい。
    目の前で絞る「生揚げ醤油」は旨味が凝縮したふくよかな味わい。
    店内は蔵をイメージした和モダンな空間。 

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    • 〔14〕サイアム セラドン東京
    • 〔14〕サイアム セラドン東京
    • 〔14〕サイアム セラドン東京

    〔14〕サイアム セラドン東京

    タイ・チェンマイ地方の郷土色豊かな料理がそろう

    "ガパオ"というと鶏ひき肉バジル炒めのイメージだが、こちらのチェンマイガパオは初代オーナーが現地で出合ったレシピをそのまま再現。鶏もも肉をブロックでじっくりと焼き上げ、秘伝のソースとともに味わうスタイルだ。ボリュームはあるが、たっぷり添えた揚げバジルが清涼な食後感をもたらしてくれる。ちなみに地上では東京駅八重洲北口に隣接する鉄鋼ビル。しかし地下では大手町駅と直結しているのだ。これぞエキマチ・アンダーグラウンドの面白さ!

    チェンマイガパオセット1180円。マッサマンカレーとのセットなども。
    居心地が良く、つい長居をしてしまいたくなる。
    2015年にオープンした"TEKKO avenue"の一角にある。

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    • 〔15〕バビーズ ヤエチカ
    • 〔15〕バビーズ ヤエチカ
    • 〔15〕バビーズ ヤエチカ

    〔15〕バビーズ ヤエチカ

    アメリカ料理のイメージが変わる!?

    ビジネスパーソン御用達の店舗が豊富な八重洲地下街にありながら、陽気なアメリカらしい店構えで異彩を放つ同店。「アメリカにもおいしい料理はたくさんある」というオーナーシェフ・ロン・シルバー氏。店名を冠したバビーズバーガーはビーフ100%のパテがたっぷり200g。バンズは店内で焼き上げ、付け合わせのフライドポテトも冷凍品を使わず生のジャガイモを店内で全てカットするなど、素材にこだわり丁寧に手作りした本物の味が堪能できる。

    ボリュームたっぷりのバビーズバーガー1400円にセットドリンクは200円。
    店内はアメリカンレストランらしいムードにあふれている。
    店頭にはテイクアウトケーキのショーケースも。

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    • 〔16〕いろり庵きらくグランスタ丸の内店
    • 〔16〕いろり庵きらくグランスタ丸の内店

    〔16〕いろり庵きらくグランスタ丸の内店

    「駅そば」ながら本格的な味わいが自慢!

    グランスタ丸の内の一角にあるそば店。駅そばといえば茹で麺でサッと提供するのが定番だが、この店では自社製麺の生そばを使用。もちろん生であっても茹で上がりは1分程度。提供の早さには変わりはなく、茹でたてでコシのあるそばが味わえる。産地直送の野菜をメインに使った大きなかき揚げに、ダシのきいたつゆをサッとかけて味わうかき揚げそばは、来訪者のふたりにひとりがオーダーするという店の看板メニューだ。夏は冷やしをぜひ!

    冷しかき揚げそば460円は、サクサクのかき揚げが豪快にのった夏季の人気メニュー。
    店内は開放的で明るく、女性ひとりでも入りやすい。

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    • 〔17〕Susan's MEAT BALL
    • 〔17〕Susan's MEAT BALL
    • 〔17〕Susan's MEAT BALL

    〔17〕Susan's MEAT BALL

    アメリカのママの味を気軽に楽しむ

    2018年3月29日にオープンした『東京ミッドタウン日比谷』。アメリカンダイナーをイメージさせるニューヨークスタイルのミートボール専門店があるのは地下1階のHIBIYA FOOD HALL。ミートボールはビーフ、ポーク、チキン、ベジミートから、ソースも4種からそれぞれ好みでチョイスできる。店いち押しのビーフは、挽き方の違う2種の粗挽き肉を使用することで、ゴロッとした肉々しさを演出。ミートボールはどれも50g×3個でボリューム満点!

    ライス、サラダ、マッシュポテト、ピクルスがセットになったミートボールボックス1134円。
    カウンター越しに出来上がっていくのを見るのも楽しい。
    映画鑑賞の前やショッピングの合間など、気軽に立ち寄れる。

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    • 〔18〕鼎泰豐 日本橋店
    • 〔18〕鼎泰豐 日本橋店
    • 〔18〕鼎泰豐 日本橋店

    〔18〕鼎泰豐 日本橋店

    小籠包と優しい麺の絶妙な関係

    日本橋タカシマヤの地下2階レストランフロアは4店舗をゆったりと配した空間だ。鼎泰豐は台湾発の小籠包の名店。18のひだに包まれた薄皮の中にジューシーなスープが詰まった美しい小籠包は、厳しい鍛錬を経た点心師が本国のレシピを継承。丁寧に手作りしている。えび麺はごくごくあっさりとした塩味ベースのスープ。あえてシンプルな味にすることで、小籠包の味わいを深く際立たせることが計算されている。あくまで小籠包が主役と位置付ける、そのブレのなさに脱帽!

    小籠包4個、小鉢が付いたえび麺セット1772円。ランチおすすめセットは17時までの提供。
    テーブル間隔は広く、ゆったりとした空間。あんこ入り小籠包など甘い点心もおすすめだ。
    店頭では小籠包をはじめ、点心を手作りしている様子が見られる。

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    • 〔19〕STEAK THE FIRST 日本橋
    • 〔19〕STEAK THE FIRST 日本橋
    • 〔19〕STEAK THE FIRST 日本橋

    〔19〕STEAK THE FIRST 日本橋

    豪快に気軽に頬張りたい!

    『XEX(ゼックス)』や『サルヴァトーレ クオモ』、『炭火焼肉 An』など、人気レストランを有する運営会社が挑む新業態。鉄板焼きの技術や肉の知識が豊富なスタッフが上質な肉をリーズナブルに提供する。ランチのおすすめは穀物肥育のヘルシーなメキシコ産赤身肉。ステーキはレアで提供し、鉄板に添えられたペレット(焼き石)で好みの焼き加減に仕上げる。提供もスピーディで慌ただしいランチでもサクッと楽しめる。店奥から地下鉄改札が見えるほど駅チカなのもうれしい。

    赤身ステーキ200g1058円(写真は300g)。ランチはライスとスープがセット。
    ランチは17時まで。オフピークのランチ難民の心強い味方だ。
    店内はカジュアルな雰囲気。ステーキは200gから50g単位で増量できる。

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    • 〔20〕おちゃらか コレド室町店<br>【Take out!】
    • 〔20〕おちゃらか コレド室町店<br>【Take out!】

    〔20〕おちゃらか コレド室町店
    【Take out!】

    ワインのように楽しむフレーバー日本茶

    大手町や八重洲エリアなど、巨大な地下街を多く抱えるエキマチ。これらと趣が異なるのが三越前駅とコレド室町、YUITOをつなぐ地下歩道だ。店舗数こそ少ないが、個性的な店舗が揃う。フランス人ソムリエがオーナーの日本茶専門店「おちゃらか」もその一つ。リンゴやモモなど果物はもちろん、ヨモギや昆布、コーラなど既成概念を覆す大胆なマリアージュで、新たな日本茶の魅力を再発見。地下グルメ探訪の仕上げに、ぜひお気に入りの味を探してみよう。

    店内での飲食提供はないが、試飲はOK。気になるフレーバーを試してみて。
    緑茶×キイチゴ、ほうじ茶×バナナチョコ各994円などユニークな組み合わせも飲みやすい仕上がりに。

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