世界の麺料理を堪能!
パスタやフォーはおなじみでも、世界にはまだまだ知らない麺料理がたくさん。
エキマチエリアで味わえる、ちょっと珍しい麺を使ったメニューをご紹介!
麺の世界は奥深いのです。
編集協力=小野 和哉(都恋堂)、 篠賀 典子
取材・文=上原 純(Office Ti+) 撮影=田中 秀典
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ベトナミーズシクロ 東京ミッドタウン日比谷【ベトナム】
パクチーが豊かに香るHOTな一品
ベトナムの米麺といえば、日本ではフォーが有名だが、現地ではブンが主流。原料が米粉なのは同じでも、ブンの場合は生地を型に入れ、ところてんのように押し出して作る。太めで丸い麺にはコシがあり、つるっとしたのどごしは夏にぴったり。辛いスープと合わせるのもブンの特徴だ。ひと口すすれば、じんわり広がるスープの辛味と、パクチー&レモンの爽やかさによるハーモニーの虜に。
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フランツィスカーナーBar&Grill 日本橋 【ドイツ】
酒にもよく合う多彩な名脇役
南ドイツでは、主にメインディッシュの付け合わせや酒の肴として食されるシュペッツレ。シーンによって食べ方や味付けはさまざまで、こちらではお得なランチメニューやディナーの一品料理として提供されている。ぶつ切りの麺はうどんのように太く、もちっとした歯応え。ナスやパプリカなど、夏野菜との食感の違いも楽しい。まろやかな味わいのトマトソースには、お好みで岩塩を加えても美味。
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アロセリア ラ パンサ 【スペイン】
本場・スペインの出汁が味の決め手!
一見普通のパエリアのよう......だが、ベースは米ではなく極細で短いパスタだ。麺や具などにスペインの食材を使っているほか、毎日4時間かけて仕込む出汁にこだわりあり。出汁には、エビやタイの頭といった魚介類に加え、日本では珍しい乾燥パプリカを使用。風味豊かな香ばしさがたまらない。スペインニンニクをガツンと利かせたマヨネーズソースをつければ、ますます食欲が刺激されるはず。
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KANDY 【スリランカ】
2種のカレーを混ぜるとおいしさUP
南インドの伝統的な麺・ストリングアッパーは、米粉で作った麺を蒸して成形したもの。味はシンプルな米麺だが、ココナツフレークに唐辛子や塩などを混ぜたココナツサンボルや、各種カレーと混ぜ合わせれば、複雑かつ濃厚に。カレーのルーは、辛めのチキンや魚のほか、マイルドな豆、玉子、野菜の計5種類から2種をチョイス。2つのルーをミックスし、スパイスの奥深さを堪能してみて。