音楽・アートを感じる場所へ ~空間までアート!~

演劇や絵画・芸術作品を観るための空間そのものに宿る美にも注目を。

    • 帝国劇場
    • 帝国劇場
    • 帝国劇場
    • 帝国劇場

    帝国劇場

    歴史ある帝劇で鑑賞する名作アートの共演

    1911年(明治44)、日本初の本格的な西洋式劇場として誕生。昭和期に建て替えられたが、107年前の旧帝国劇場の面影を入り口横の定紋「翁の面」に見ることができる。観劇前の期待値を一層高めてくれるのは、吹き抜けのロビーを7色に彩るステンドグラス。2階から眺めると、対面にある金属製すだれに光が写り込んだ景観も圧巻だ。他にも喜怒哀楽を表した仮面や熨斗(のし)のオブジェ、壁掛けなど、そこかしこにあるアート作品に目を留めてみよう。

    ステンドグラスは猪熊弦一郎作「律動」。対面のすだれのオブジェは伊原通夫による「瑤珞」。
    正面入り口右手のレンガの壁面に掲げられた旧帝国劇場時代からの定紋「翁の面」。
    2階にある「Café IMPERIAL」からは皇居のお濠と日比谷公会堂が見渡せる。
    ハレの空間を際立たせているのが、正面階段半ばにある猪熊弦一郎の作品「熨斗」。

    https://www.toho.co.jp/stage/teigeki/index.php

    詳細情報はこちら

    • 日生劇場
    • 日生劇場
    • 日生劇場

    日生劇場

    無数のアコヤ貝と波打つ曲線美の幻想的空間

    今年開場55周年を迎えた日生劇場。日本を代表する建築家・村野藤吾の代表作で、建物自体がアート作品といえる。ロビーでは有名作家による彫刻や壁画などの美術作品も眺めることができるが、一番の見どころは、音響効果を考慮したという優雅な曲線で構成される劇場の空間だ。壁面にはガラスタイルのモザイク、天井にはおよそ2万枚ものアコヤ貝が散りばめられている。その非日常な空間では、まるで海底にいるかのような幻想的な気分で観劇できる。

    無数に散りばめられたアコヤ貝の貝殻が独特の趣を生み出している。
    壁面のガラスモザイクが青、ピンク、白、金色を放っている。
    赤いじゅうたんのらせん階段。ロビーも独特な曲線美が感じられる優雅な構成だ。
    壁面や天井も含めて全て曲面。角度により色合いが変わる独特な空間に圧倒される。

    http://www.nissaytheatre.or.jp/

    詳細情報はこちら

    • 東京ステーションギャラリー
    • 東京ステーションギャラリー
    • 東京ステーションギャラリー
    • 東京ステーションギャラリー

    東京ステーションギャラリー

    100年の歴史と風格をたたえた美しさ

    東京駅丸の内駅舎内にある美術館。3階は復原した新しい白壁だが、2階は1914年(大正3)創建当時の、しっくいやモルタルで覆われ、見ることができなかったレンガを展示室の壁面として利用。所々に東京大空襲の火災で炭化した木レンガや傷痕、戦後の工事や復原工事の変遷が刻まれたレンガも見ることができる。100年以上もの歴史が刻み込まれたレンガ壁を背景に、アート作品を鑑賞できるとは趣き深いものがある。

    丸の内北口改札を出てすぐにギャラリー入り口があり、館内2階からは北口ドームの空間をも体感できる。
    2019年には普段開けることのない2重窓を開けての講座も予定。
    八角棟のらせん階段の3階から2階の間に見ることができる新旧壁面の境目。
    旧ギャラリーのエントランスから移設したシャンデリアとステンドグラス。

    http://www.ejrcf.or.jp/gallery/

    詳細情報はこちら

PAGETOP