残暑吹き飛ぶ

暑さがまだまだ残るこの時期、身も心も癒やしてくれる甘いものが食べたいと、頭をよぎります。
話題性のある最新スイーツから、長年愛される老舗スイーツまで、エキマチエリアで堪能できる絶品をぜひご賞味あれ!

編集協力=小野 和哉、福元 駿(都恋堂) 取材・文=味原 みずほ 撮影=金井塚 太郎

    • 茶寮都路里 大丸東京店
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    茶寮都路里 大丸東京店

    宇治茶を多彩な味わいで堪能!抹茶づくしの贅沢パフェ

    1860年(万延1)創業、宇治茶の老舗「祇園辻利」が手掛ける人気カフェ。宇治抹茶の豊かな香りやうま味をアイスやゼリー、白玉などさまざまな形で組み合わせたぜいたくなパフェが、期間限定品を含めて常に10種類以上ラインナップ。大丸東京店の10階にあり、窓からは八重洲や銀座の街並みも一望できる。


    抹茶アイスや抹茶カステラ、抹茶ゼリー、抹茶シャーベット、小豆などの具材をふんだんに盛り付けた豪華なパフェ。茶寮都路里の知名度を一気に広めたのがこのパフェだ。約25年前、お客さまの要望でトッピングを追加していったのが誕生のきっかけだという。


    特選都路里パフェ◎1566円

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    • 銀座若松
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    銀座若松

    日本で初めて「あんみつ」を売り出した銀座の甘味処

    1894年(明治27)、銀座で最初のお汁粉店として創業。「みつ豆よりもっと甘いものが食べたい」という常連の歌舞伎役者の声に応えて、1930年(昭和5)に2代目の森半次郎がみつ豆にあんを載せ、黒蜜を掛けて売り出したら評判に。建物はビルとなったが、創業時と同じ場所で営業を続けている。

    角がしっかりした寒天、じっくりと炊き上げた赤えんどう、求肥(ぎゅうひ)とフルーツに黒蜜が絶妙に絡み合う。甘みは強いがさらっとしたこしあんの上に、店のシンボルであるようかんの松飾りが愛らしい。見た目も味わいも昔のままだという。お土産用は600円。

    元祖あんみつ◎950円

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    • 日本橋長門
    • 日本橋長門
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    日本橋長門

    ぷるんと涼しげなロングセラー“久寿(くず)もち”という名のわらび餅

    享保年間(1716~1736)に創業し、徳川家に菓子を献上していた由緒ある和菓子店。本わらび粉で作る久寿もちは、先代の13代目が昭和初期に考案した。わらび餅といっても当時はなじみがなく、関東で親しまれていた久寿もちに見立てて三角にしたのが由来だという。以来、手土産にも人気で夕方には売り切れることも。

    国産の本わらび粉を100%使った上品な甘さと、ぷるんと柔らかな食感がたまらない。香ばしく風味豊かなきな粉がたっぷりかかるだけで、黒蜜いらずの味わい深さ。夏は冷蔵庫で15分ほど冷やすと一層おいしくいただける。

    久寿もち◎890円

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    • Parlor Vinefru 銀座
    • Parlor Vinefru 銀座
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    Parlor Vinefru 銀座

    泡のソースで食べるふわふわの新感覚かき氷!

    銀座の人気パンケーキ店が今年1月、店名も新たにリニューアル。エスプーマを使ったパンケーキとかき氷が味わえると話題だ。エスプーマとはスペイン語で「泡」のこと。もこもこの泡のソースが掛かったかき氷は、見た目もインパクト大。口に含むとどっしり濃厚な味が広がると同時に、ふわっと消えゆく食感も驚きだ。

    セサミンたっぷりの濃厚な黒ごまのエスプーマは、ふわふわに削った氷とともに、口の中でふわっと溶ける。トッピングに毎朝店内で炊き上げる北海道産の小豆と黒豆、氷に水素水を使用するなど、カラダにうれしいこだわりが! 通年楽しめる人気メニュー。

    黒ごまエスプーマと黒蜜ミルク氷◎1296円

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    • 伊織 KITTE丸の内店/シン・エヒメ
    • 伊織 KITTE丸の内店/シン・エヒメ
    • 伊織 KITTE丸の内店/シン・エヒメ

    伊織 KITTE丸の内店/シン・エヒメ

    もちもちでジューシー!ミカンと餅の絶妙な組み合わせ

    1952年(昭和27)創業の愛媛の和菓子店『清光堂』が作る「まるごとみかん大福」が人気だ。愛媛みかんを白あんと餅で包んで瞬間冷凍、おいしさを閉じ込めた。2005年に「いちご大福のイチゴの代わりにミカンを使ったら」という発想から生まれたという。解凍は常温で約1時間、ミカンの甘さ弾ける大福を召し上がれ。

    愛媛のアンテナショップで通年一番人気を誇る冷凍スイーツ。南予の宇和島、八幡浜、西宇和の生産者が作る温州みかんの小玉を使用。際立つ甘みは白あんというより、ミカンの甘み。約30~40分の解凍でシャリシャリの食感も楽しめる。

    まるごとみかん大福◎400円

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    • HIGASHIYA man marunouchi
    • HIGASHIYA man marunouchi
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    HIGASHIYA man marunouchi

    作りたての和なスイーツを日常の中で小粋に楽しむ

    伝統の和菓子を現代の暮らしになじむ形で提案するHIGASHIYAのまんじゅう店が、今年6月に丸の内仲通りにオープン。蒸し器から立ち上る香りが道行く人々を魅了する。蒸したてのまんじゅうをはじめ、季節の和菓子や茶器、数十種類の茶葉も購入できる。カウンター席で甘味やお酒を楽しめる茶房も併設。

    この季節、気軽にテイクアウトできるのが夏季限定で登場する「アイス最中」。ほんのり塩気が効いたバニラアイスに、ふっくら炊いた粒あんを載せ、最中の皮でサンド。バーガー袋に入れて提供してくれる。軒先のベンチに腰掛けて食べられる。9月末まで提供予定。

    アイス最中◎400円

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