フライ料理王者決定戦

みんな大好きフライ料理。どのフライ派かは好みが分かれそうですが、そろそろ決着をつけようではないですか。
約1000名の方にアンケートを取り、フライ料理のトップ3が決定!

編集協力=小野 和哉(都恋堂) 取材・文=上原 純 撮影=新谷 敏司

掲載されている料金は2019年9月時点の税込み価格です。現在は変更されている可能性もございますので、各店舗にご確認ください。

    • 安定のエビフライ、オトナの味カキフライ

    安定のエビフライ、オトナの味カキフライ

    果たして、日本人が好きなフライ料理第1位は何なのか!? 全国約1000名を対象にしたアンケートを実施したところ、エビフライが全得票数の3分の1以上を獲得するという圧倒的な強さを見せた! エビフライは全年齢層で高い人気を誇り、文句無しの国民的フライ料理であると言えるであろう。年齢別に見ると、世代差が出たのはカキフライ。「50〜59歳」では「20〜29歳」を10%以上得票率で上回った。カキフライの味が理解できると、少し大人になったような気になれるあの感覚も、今回の結果を見るとあながち間違っていないのかも!? もちろんそれなりに高価で、金銭的余裕がないと手が届かないという理由もありますが......。憂うべきは、好きなフライ料理が「特にない」と答えた「20〜29歳」が17・9%もいたことだ。揚げ物は太るから、という若者特有のダイエット意識に由来するのかもしれないが、これが「若者のフライ料理離れ」を示唆する調査データにならないことを祈りたい!

    「東京エキマチ編集部」調べ。対象:全国の20~59歳の男女(総数=1012)期間:2019年8月6~8日

    • レストラン サカキ
    • レストラン サカキ
    • レストラン サカキ

    レストラン サカキ

    外はカリッ、中はプリッの王道エビフライ

    1954年創業の洋食店を4代目店主の榊原大輔さんが、ランチは洋食、ディナーはフレンチというスタイルにリニューアル。ランチメニューの定番・エビフライは、カリッと揚がった衣とプリプリした身の食感がたまらない。粗めのパン粉を2度付けしたらすぐに約2分揚げ、余熱で仕上げるのがおいしさの秘密。また、ブラックタイガーを塩と重曹で洗っておくことで、プリッとした食感を生んでいる。エビフライは、1本350円で単品の注文も可能。

    エビフライ◎1350円 ※スープ・ライス付き
    青色のひさしとスタイリッシュな店名のロゴマークが目印。
    丁寧な下処理はもちろん、揚げる作業の素早さもポイント。

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    • 煉瓦亭
    • 煉瓦亭
    • 煉瓦亭

    煉瓦亭

    まるで生ガキのようなジューシーさを堪能

    銀座で120年以上愛され続けている老舗洋食店。戦時中のものと思われるレンガを至る所に使用した建物や、店内に並ぶレトロな装飾品の数々から、老舗ならではの威厳が感じられる。毎年11月ごろから提供が始まるカキフライは、同店が発祥といわれる「食べなきゃ損」の人気メニュー。冬季限定の訳は岩手産の高品質なカキにこだわっているからこそ。身が柔らかく、濃厚なカキフライを一度味わえば、きっと冬のうちにリピートしたくなるはず!

    かきフライ◎2500円
    店内にて、煉瓦亭オリジナルワインを販売。赤・白あり。
    地下1階から3階まである建物は、1964年に建て替えられたもの。

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    • 京ばし 松輪
    • 京ばし 松輪
    • 京ばし 松輪

    京ばし 松輪

    ひと口食せば連日の行列にも納得!

    お昼の開店時間前から行列ができる人気店。ランチメニューは、あじフライ定食のみという潔さ。一晩寝かせて仕込んだ新鮮なアジを高温の油で短時間揚げ、余熱で中に火を入れているので、表面の衣がカラッと仕上がり、身はふわふわ。素材そのもののうま味を存分に楽しめる。そのままでも美味だが、付け合わせの大根おろし&ワサビとともに頬張ると、さっぱり感が加わって、ますます食が進む。甘辛い味付けの厚揚げも箸休めにぴったり。

    あじフライ定食◎1300円
    高温で短時間揚げる。おいしさの秘密は、鮮度と仕込みにあり。
    明るさを抑えた、和の趣が感じられる内観。座敷席もある。

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