老舗の挑戦!

老舗といえば思い浮かぶ、あの定番商品。愛され続けるロングセラーの存在感は絶大で、どんなときにも頼れる手土産の花形だ。
そんな老舗から、満を持して新商品が登場。受け継いできた歴史と伝統を新しい形に落とし込んだ品は、“新定番”となること間違いなし!

編集協力=大八木 宏武(都恋堂)、篠賀 典子、味原 みずほ 取材・文=味原 みずほ 撮影=木村 心保(商品)

    • 銀座ウエスト 銀座本店
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    銀座ウエスト 銀座本店

    洋菓子店が作る和の趣満載のサブレスト

    今年の夏、洋菓子の老舗から和を感じる新商品が登場。香り高いバターの風味が広がる定番のサブレストに、銘茶の老舗『芳翠園』の抹茶とほうじ茶をたっぷり加えた和のテイストが新しい。サブレストを収めた小箱には、京都の伝統的手染め友禅千代紙が使用され、まるで着物をまとったようなみやびさだ。流水紅葉、梅と雲取りの伝統模様があしらわれた小箱は、小物入れとしても使え、海外への手土産にも喜ばれているそう。


    ORIGAMI BOX ほうじ茶と抹茶(各24枚入り)◎各1404円


    1947年の創業時から販売されているリーフパイや、赤いいちごジャムが印象的なヴィクトリアなど、全て職人による手作り。ザクザクとした食感が楽しい大きめのクッキーは、どんなに時代が変わっても愛され続ける定番中の定番だ。


    「ドライケーキ」(15袋入り)◎3024円

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    • 八木長本店
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    八木長本店

    乾物店が満を持して世に出した和スイーツ

    280年以上の歴史あるだし専門店。かつお節など海産乾物が有名だが、農産乾物も粒ぞろい。「若い人にも立ち寄ってもらいたい」と、2017年秋の店舗リニューアルに合わせ、豆類を使ったアイスクリームを売り出した。極上の丹波産大粒黒豆をぜいたくに使ったアイスは、上品でコクのある甘さの中に、時折、黒豆のもっちりとした食感も。北海道産の大納言小豆と桜の葉を使ったアイスは、まるで桜餅を食べているような風味が口中に広がる。


    丹波大粒黒豆と黒糖 桜と北海道小豆◎各540円


    創業1737年(元文2)の『八木長本店』といえば、かつおの削り節。花かつおの粉末や厚削り、枯れ節など豊富な種類が揃っている。水やお湯で希釈するだけで料亭のような味わいに仕上がる椀だしや、手軽さがいいティーバッグも人気だ。


    (右から)「鰹の削り節」(粉200g)◎3024円 
    「椀だし」◎853円 「だしミニパック」◎594円の詰め合わせ

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    • 山本山 ふじヱ茶房
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    山本山 ふじヱ茶房

    歴史的にも特別な意味が込められた一杯を

    2018年9月にオープンした、『山本山』が直営する茶房のオリジナル茶。ふくいくたる香りとうま味の濃い、浅蒸し製法で作られた宇治煎茶は、『山本山』にとって特別なお茶の一つ。永谷宗円が宇治で生み出した黄緑色の煎茶を、1738年に2代目・山本嘉兵衛が江戸で初めて販売し、現在なじみのある緑茶を広めたという歴史がある。一枚一枚手作業で仕上げたのりせんべい(10枚1080円)とのセットも喜ばれそう。


    ふじヱ茶房 壱号 宇治煎茶(袋入り50g)◎1944円


    合組とは"ブレンド"の意味。お茶屋の腕の見せどころとなる、数種の茶葉をブレンドして作った看板商品は、バランスの取れた味わいでシーンを選ばない。他にも、産地別や6代目が開発したという玉露など代表的なお茶が多数揃う。


    右/「かけがわ 煎茶」(缶入り100g)◎1620円
    左/「合組煎茶 山本山」(缶入り100g)◎1620円

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    • 東京會舘 SWEETS & GIFTS
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    63年続く伝統のレシピと味に、新味が登場!

    伝統的なフランス料理のデザート菓子から生まれたクッキーの詰め合わせは、1956年発売以来のロングセラー。2022年の創業100年に向けて、今年1月の新本館オープンを期に、缶のデザインを新装、ストロベリーやマンゴー、ムラサキイモなどの新作クッキーも加わった。芳醇なバターが香るハート型パイのパルミエをはじめ、一つ一つ丁寧に手作り。素朴で温もりが感じられるところも長年愛され続けている理由だ。


    プティガトーTK-32 クッキー15種詰め合わせ(58枚入り)◎3456円


    1950年ごろ、東京會舘初代製菓長で洋菓子の巨匠、勝目清鷹が本場のモンブランをアレンジ。白い雪山の中に黄金色のそぼろ状の栗が隠れている。ひと口含むと雪解けのような、ふわっとした食感。ショップ入り口のモチーフにもなっている。


    「マロンシャンテリー」◎980円

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