東京エキマチ vol.62

- ページ: 2
- 2025年8月10日発行
[特集]
03-07
アクティブに行こう!
10-13
夜あそびのススメ
[REGULAR]
表紙の場所
日本橋三越本店 屋上ビアガーデン
グリルテラス日本橋
撮影/中島優子
02
アートの一歩
08
異業種Talk
09
東京土産のヒミツ
14 エキナカさんぽ
15 エレガントな東京
16
感
性 を
磨
17
はたらく!もぐら工務店/
座ってできる3分ストレッチ
18
information
19
MAP
20
PRESENT
ひと駅先へ冒険「日本橋駅」
く
今回のPICKUP
春日宮曼荼羅
東京ステーションギャラリー
冨田館長がやさしく解説
冨田 章
雪国新潟で産湯を使い、南国別府で温泉に浸かって
育つ。学芸員歴は35 年を超え、関わった展覧会は数
知れない。近著に『旅する印象派』
( 東京美術)
がある。
宗教画は苦手だと思っていませんか?
もったいない! いろいろと見どころは多いのです
重要美術品《春日宮曼荼羅》南北朝時代(14 世紀)
[ 部分]
静嘉堂文庫美術館蔵 (後期展示)
たくさん 約 束 事 があって難しい ので 、つい 敬 遠したくなる宗 教 画 。
でも視 点を変えれば 、楽しむポイントは必ず見つかるはず。この《 春
ま ん だ ら
日宮 曼 荼 羅 》は 春日の 神々を 礼 拝 する際 のご 本 尊として制 作され
たもので、上 部 には 神と仏の 関 係 が 図 解されています。魅 力的 なの
みさか
は 、御 蓋 山を中心とするその 風 景 描 写 です。鮮 やかな 色 彩 でリズミ
カル に 反 復される木々のみずみずしい 描 写 は 見 応え 抜 群 。山 頂 に
は 春日の 神 の 使いである鹿 が、威 厳 に満ちた様 子で 立っています。
「絵画入門 よくわかる神仏と人物のフシギ」
静嘉堂文庫美術館(MAP P19 B-1)
Check!
飛行機のない時代に、鳥の目から見たような壮大な景色
を、
どうやって描いたのか想像してみよう。
⃝会期=2025年7月5日
(土)~9月23日
(火・祝)
⃝入館料=一般1,500円ほか
※前後期でほぼすべての作品の入れ替えがあります。前期:8月11日
(月・祝)
まで、
後期:8月13日
(水)
から ※《春日宮曼荼羅》は後期に展示されます
text /冨田 章 photo /遠藤麻美
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